そうした人気車種の一つですからGiuliaについての情報も大変多く得られるのですが、新車当時から現在まで、誤った情報や必ずしも真実とは言えない情報なども多く流布しているのは残念なことです。 特にこれからGiuliaに触れてみようとしている人たちにとっては、それら情報が予備知識として大変頼りになるはずのものですから、それが間違っていたのではおつきあい当初から既に誤解があるようなもので、楽しいつきあいになる可能性をわざわざ低くしているようなもの。 実際にオーナーになってみれば多くの「怪しい情報」の真偽は明らかになるのですが、不幸にして誤った認識のまま乗っておられる方もいるやも知れません。 そういうGiulia本来の楽しいつきあいを実現していないオーナーの方も、ぜひとも楽しいGiulia生活を送っていただきたいと思います。
Giuliaをはじめ一般にイタ車は壊れる、錆びる、金かかる、などと言われますが、はたしてそうでしょうか?もちろん、「それなりに」というエクスキューズを入れると、そう言われても不思議はないでしょうが、同時に「それなりの面倒を見れば、壊れない、錆びない、金かからない」車になるのも、また真実。
戦前からのAlfa Romeoの伝統を受け継ぎながらも、量産車として大衆のために生まれたGiuliaは普通の車として走らせてこそ意味のあるもの。Giuliaと楽しく走るために、Giuliaの「本当」と乗りこなし術をいくつか紹介してみましょう。