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■ いよいよ決勝。
 朝のウォーミングアップランは8時からです。眠い目をこすりながら7時半ごろパドックに着くと前日とは打って変わって並ぶ車両は見当たりません。走行時間近くになっても並ばないので待機してると、コースの方で走行音。どうやら他のエントラントは朝のウォーミングアップはパスするみたいです。じゃあ行かねばとあたふた用意。コースインして数周後帰って来ました。プラグを見るともう少し濃い方向でセッティングできそうです。ジェットセットの交換をして、各部点検。問題無し。後は決勝を待つのみです。決勝は夕方5時半からなので、それまでたっぷり時間があります。メンバーは各々時間を過ごします。コース各所で写真を撮ったり、外したシートで仮眠をとったりそれぞれです。
 夕方近くになりメンバーも戻って来てさあ決勝です。私と藤田さん、安藤さんは戦術の確認。ピットのタイミング、走り方等話します。他のメンバーはそれぞれの持ち場へ散って行き、車はコースイン。スタート方式はピットでダミーグリッドを編成し、先導車付きでコースイン。隊列走行してペースカーはピットへ、グリーンフラッグでスタートです。各エントラント渾身の走りです。その中で我らがGTAもロールがきつい中頑張っています。走り方が往年のGTAそのものなのでわかってる人の喝采を浴びます。ww
 徐々にペースも上がってきて、予選と同じペースで周回してます。5時半スタートとしても炎天下。台数も44台なのでなかなかペースを上げるのは難しそう。30分を過ぎてそろそろピットインのサインを出そうかと思っていたところ、自分の判断で入って来ました。車に問題は無いけど、フロントタイヤの圧を落としてほしいとの事。急いで作業し同時にハンディーの65秒を消化します。ハンディーを消化するといつものように飛び出して行きました。慣れないコースを一時間全開で走る訳ですから、疲労も相当だと思います。タイムも落ちて来ました。しかしここまでで数台のリタイヤが発生していますし、さすがレース巧者、なんだかんだで23〜5位に着けてます。何も無ければ初めてとして十分な成績です。ピットで全員無事完走を祈りつつ各周回を確認します。
 一回だけタイムが10秒近く遅い周があり、ドキッとしましたが帰って来たのでほっとしました。(後で聞いたらやはりスピンとの事、ぶつからなくてよかったあ)レースも終盤あと数周でチェッカー、何も無い事を祈りながら61分のレースも終了。チェッカーを受けます。藤田さんはピットに向かって右手を上げてくれました。今までの苦労が報われた瞬間。柄にも無く感動してしまいました。ww
 スタッフ一同テントでGTAを迎えます。拍手拍手です。藤田さんは疲れてます。K4GP以上です。疲れてますがめちゃくちゃ良い顔。現地の人も温かい拍手で迎えてくれました。総合26位、クラス6位です。初挑戦もここで終了。あっけない感じもしましたが、藤田さんは来年もと言ってます。様子がわかったので来年は40秒台に入れたい。出来ればクラス上位に行きたいです。レースが終わると、廻りのエントラント達は撤収もレースの様、速いです。ww 我々も感動に浸る間もなく、明日の車両回収に備えます。明日は2時にトレーラーが回収に来ます。
 
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