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■ 書類の用意
一時的に車を外国で走らせるには、国によってやり方が変わってくるそうで、基本的に「自家用自動車の一時輸入に関する通関条例・道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)」を締結してる国であれば多額の関税を免除されるそうです。
一時的にでも海外に車を持って行くとなると、「輸出」扱いになり当然登録も抹消され、相手国では輸入関税がかかります。そこで滞在期間を限定(一年間)し、期間内に必ず再輸出する事を条件に、登録の抹消と関税が免除されます。
今回のフランスでは、外国用の登録証書(日本で登録されている事の証明書)と、競技に参加する事の証明書(前述の国際競技参加証明書)を提出する事で免税あるいは減税の対応をしてくれるようです。
フランスの税関では、中古車の場合車両評価(自己申告)額の5%〜10%かかります。(要確認)

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、このような場合に自動車カルネを利用する手があります。自動車カルネはJAFが発行する通関手続きをスムーズに行うための書類で、簡単に言ってしまうとこれがあれば関税云々言われないで税関を通過できます。今回はJAFに問い合わせしたところEU諸国はカルネを使わないとのことで、逆にカルネがあるために、帰ってきたときにつじつまが合わなくなるという事が発生し、結局高い関税を払うという事態もおこりかねないとのことで、カルネは作らずに輸出しました。(実際にはカルネの制作に2週間くらいかかるようなので、今回の日程では無理でした。)日本では「再輸入免税」を使い、フランスではそれに準じた対応をお願いするという事になりました。数カ国車で廻る場合はカルネが無いと通関のたびに大変な思いをするようです。

まずは、陸事に行って登録証書を作ります。
車検証、パスポート、自賠責、免許証の四つを持って行けば30分くらいで作ってもらえます。費用はタダ。帰ってきたときには返さないといけないようです。
それから、登録証書を持って国際ナンバーを作りに行きます。これは、民間業者に委託されてるようで、鮫洲の「小松自動車工業」に連絡すると申込書一式を送ってくれます。申込書をFAXし、製作料5,500-を振り込むと出来次第送ってくれます。今回は出航までに間に合わないようなので、フランスで車両を受け取り次第取り付ける事になってます。 国際ナンバーは相手先で公道を走る予定がある場合にはつけないと走れないです。あと日本の自賠責に準ずる保険に入らないといけないようですが、国ごとに要確認です。
あと国籍マーク(例の楕円に中にアルファベットの入ってる奴)をつけるのが慣例だそうです。
日本のナンバーは積み込み前に外して保管。帰ってきたら封印をしてもらいに陸事へ行かなければなりません。


 
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